高齢者の方のさまざまな健康の悩みや、介護上の問題などを、はばひろく診察いたします。
患者さまの急性、慢性疾患を総合的に診察し、何が最も重要であるのか見極めたうえで、患者さまに合った、生活機能を改善・維持するための診療を心がけていきます。
年をとると、個人差はあるものの、臓器の加齢変化や壮年期からの生活習慣病の合併症、あるいは新たな疾患などが複数の臓器にあらわれてきます。
単一の疾患のみではなく、複数の疾患を総合的に診察して、患者さまの生活機能を最大に維持するような治療が必要になります。
そのためには、高齢者の疾患の特徴を充分に理解したクリニック 花での診療をうけることが大切です。
- いくつかの症状が重なり、どの科を受診したらよいのかわからない
- 体調が悪いのだがどこの異常かわからない
- 複数の臓器の疾患を総合的に診てほしい
- 体力の減退、食欲の低下、物忘れをよくする
- 歩行に支障がある、よく転倒をする
- 健康診断で異常を指摘された
- 病気とリハビリ・介護のことで相談したい
高齢者を中心とした
- 動脈硬化による疾患 (高血圧、心不全、不整脈)
- 動脈硬化の危険因子となる代謝性疾患(高脂血症、糖尿病、高尿酸血症、メタボリックシンドローム)など
- 老年症候群(骨粗しょう症、嚥下性肺炎、活動性の低下、転倒をくり返す)など
この病気は高齢者に多くみられ、骨量の減少、骨の微細構造の劣化により骨の脆弱(ぜいじゃく)性が増し、鬆(す)が入ったように骨の中がスカスカの状態になり、骨がもろくなる病気です。
骨がスカスカになるとわずかな衝撃でも骨折をしやすくなります。
- 高齢者の寝たきりの原因のうち約20%が「骨折」といわれています。中でも「大腿骨(だいたいこつ)」という太ももの骨の骨折が問題となります。つまり、骨折をきっかけに寝込んでしまうと、骨折が治った後も自力で歩くことが困難になってしまうのです。
- 背骨が圧迫されてつぶれていく(圧迫骨折といいます)と、背中が丸くなり内臓が圧迫されるため消化不良や便秘になったり、食べたものが食道に逆流しやすくなり胸焼けがしたりします。
- 背中や腰などに、骨折に伴う痛みが出てくることがあります。
- 痛みのために、日常生活での動作が制限され、行動範囲も狭まってしまいます。
当院では骨密度計による測定を行い、患者さまに合わせた治療を行っていきます。
薬物療法
骨粗しょう症薬剤には作用別に次のような分類をすることができます。患者さんの状態に合わせて薬剤を選択します。
- 骨吸収抑制剤、調整剤 (アレンドロネート、ビスフォスフォネートなど)
- 疼痛対策(除痛)
- 骨形成促進剤 (フォルテオ)
- 補充(ホルモン、ビタミンなど)
骨吸収抑制剤は骨密度を高め、骨折防止効果、特に脊椎圧迫骨折、大腿骨頚部骨折の予防効果が大規模な研究で示されています。
食事療法
カルシウム、ビタミンD、ビタミンKなど、骨密度を増加させる栄養素を積極的に摂り、骨を丈夫にするのが骨粗しょう症の食事療法です。
カルシウムとビタミンDを同時に摂ることで、腸管でのカルシウム吸収率がよくなります。
また、タンパク質の摂取量が少ないと骨密度の低下を助長しますので、食事量が少なくなりがちな高齢者の方は注意しましょう。
栄養やカロリーのバランスがよい食事を規則的に摂るのが、食事療法の基本となります。
- カルシウムを多く含む食品牛乳、乳製品、小魚、干しエビ、小松菜、チンゲン菜、大豆製品など
※骨粗しょう症や骨折予防のためのカルシウムの摂取目標量は、1日800mg以上です。 - ビタミンDを多く含む食品サケ、ウナギ、サンマ、メカジキ、イサキ、カレイ、シイタケ、キクラゲなど
- ビタミンKを多く含む食品納豆、ホウレン草、小松菜、ニラ、ブロッコリー、サニーレタス、キャベツなど
運動療法
日光の下でウォーキングなどの運動を毎日続けましょう。骨に適度な圧力が加わり、骨が強くなります。 また、運動を続けると血液の流れが良くなるので、骨を作る細胞のはたらきが活発になります。 筋肉もきたえられ、身のこなしが良くなると、転びにくくなり、骨折の防止にもつながります。 ただし、自分に合った運動を心がけ、無理をしないようにしましょう。
適度に日光に当たるようにすると、骨の吸収を良くするビタミンDが活性化され、強い骨を作るのに役立ちます。